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    TIVONA通信第21号

    TIVONA通信第21号




    最近の2題<?xml:namespace prefix = o ns = "urn:schemas-microsoft-com:office:office" >

     インターネットの発達は目を見張るものがあります。最近、都内で日本語講師をしているOさんという方からお便りを頂きました。TIVONA通信の13号に出ていた、「~からお預かりします。」ということについて、どの本に出ているかを照会してきました。 Oさんは、数年前から日本語の乱れとして指摘されることがある「~からお預かりします。」という表現に関する記事をインターネットで検索していました。インターネットではこういったことも検索できるのですね。驚きました。また、TIVONA通信を(も)見ている人がいるのだなあと思いました。まじめに書かなければいけない。Oさんから、以下のサイトを紹介して頂きました。『言葉の会議室』http://kuzan.f-edu.fukui-u.ac.jp/BBS/room_1/room.bbs というサイトです。結構面白かったです。時間のある方は見て下さい。       (次ページへつづく)

     

    日本語ボランティアのための講演会のお知らせ

    このたび、日本語教育に興味のある方を対象に、日本語指導に必要な知識を習得する機会として、日本語ボランティアのための講演会を開催することになりました。今回は、出版社アルクで「入門日本語」(財団でも初級クラスの教科書として使用)の教具として作成された、『日本語の教え方スーパーキット』という教具について行います。この教具の開発をされた遠藤藍子先生に、この教具の有効な活用方法などについてお話いただきます。

    日 時 平成12年3月28日(火) 午後1時30分から3時まで
    場 所 つくばカピオ 3階 中会議室
    講 師 遠藤 藍子 先生(ヒューマン・アカデミー日本語教師養成講座講師)
    演 題 効果的な教具の使い方~「スーパーキット」スーパー活用術入門~
    主 催 (財)つくば都市振興財団・TIVONAの会
    定 員 25名(参加費 無料)
    みなさまのご参加をお待ちしております。参加をご希望の方は、恐れ入りますが、メール(class@inter.or.jp)又は、お電話(0298-56-7007)、ファックス(0298-56-7009)にて、

    財団までお申し込みくださいますようお願いいたします。           

    (吉波 信子)

     2月19日(土)に「文化日本語初級Ⅰ」(文化外国語専門学校編)の改訂に伴う説明会に参加して参りました(内容の詳細は、別稿を参照下さい。)。ここで驚いたことは、改訂作業に携わった3名の方々の正確な日本語です。ことばの調子、イントネーション、アクセント、間合い。どこを取っても素晴らしいの一語につきました。音響装置も良いのかも知れませんが聞き取りやすい声量、音域、聴き手が理解しやすい単語を使っていました。説明の前後に話された主催者や出版社の人の話は、信号とノイズが半分位ずつあり、聞き取りづらいものでありました(言葉の中のノイズについても、ずっと以前TIVONA通信に書いたような気がいたします。)。

     また、中国語には、自動詞と他動詞の区別(概念?)が無いということを教えていただきました。以前、学習会の中で、現在、過去、未来の時制が無いという話を伺いました。少し中国語に関する知識が増えました。

     上記説明会は300人の定員ということでしたが、何人参加されたのかわかりませんが、圧倒的に女性が多かったようです。年齢層は、非常に広い感じがしました。つまり、我がTIVONAの会と同様に幅広い層の方々が日本教育に従事しているようです。

     日本語教育に従事している人は、女性が圧倒的に多い。なぜか?どなたか、科学的に考えている人はいないでしょうか?是非研究していただきたい。       (小須賀 洋)

     

    イーチョンヨンさんによる学習会の報告

     昨年10月30日(土)、つくばインフォメーションセンターで江副隆秀先生の講演会に引き続き、「韓国人に日本語を教える人のためのワンポイント」というテーマで学習会が行われました。講師は、日本語講座中級1クラスの講師をされているイーチョンヨンさん。
     韓国人に日本語を教える人のためのワンポイント--それは、韓国人をよく知るということ、そして韓国と日本の違いをよく知るということに要約されるでしょう。韓国と日本は古代から深いつながりを持ち、仏教、文字、陶器などの文化は朝鮮半島から日本に伝えられたものが多いし、人々の顔も似ているが、異なる点も多い。先ず言語。韓国語は現在ほとんど漢字を使用せず、ハングルと呼ばれる表音文字で表記される。ハングルは、母音10、子音14、複合母音11、濃音(子音を2つ重ねたもの)5の計40の文字を組み合わせて表現するもので、音の種類は日本語の50音よりはるかに多い。そんな中で韓国人が困るのは、日本語の50音は、非常に曖昧な音であるということ。例えば、「何ですか」の「か」と「かばん」の「か」は、使われる場所あるいは音の組み合わせによって発音の変わる韓国語からみれば異なった音であるのに、日本語では同じ音でしかも自分たちのどの「か」にも当てはまらない曖昧な音である。また韓国語には、fvzの音はない。濁音もむずかしい。こういった点を知った上で、繰り返し発音練習の指導をしてほしい。韓国人の気質も日本人とはちがう。韓国人は相手の思惑などお構いなしに自分のペースで突き進んでくる。ちょっと待ってと思うような時もあるかも知れないが、突き放さないでそういう民族であることを知った上で接してほしい。また韓国人にとって目上の人を尊敬することはとても大事なことであり、日本語学習で敬語の使い方を学ぶことは重要である、等々話は多方面に及びました。
     ご自分が日本に来て、日本人とのつきあいや日本語を学んだ時の苦労話、あるいは日本語を外国語として教えるときに気付いたことなどについてのユーモアを交えてのお話は、とても興味深くまた役に立つものでした。日本語を学ぶ人たちの文化的背景、あるいはその人の母国語の特徴などを知った上で日本語を教える--これは、韓国人だけでなく、どの国の人にも日本語を教える時に大切なことだと思います。そして何よりも大切なのはイーさんも指摘されたように異なった文化を認めることでしょう。韓国人に日本語を教えるためのヒントを得ることができ、ハングルにもちょっと触れて、有意義な学習会でした。                 (難波 順子)

     

    外国人による日本語スピーチコンテストがつくばで

    1月29日(土)、つくば国際会議場大ホールで茨城県国際交流協会主催の日本語スピーチコンテストが行われました。9回目を迎えた今年は34名の応募があったそうで、その中から13か国の15名が選ばれ、スピーチをしました。休憩15分を挟んで1時から3時半まで熱演が続きました。1人5分の持ち時間の中に外国の方々のものの見方や考え方、日本、茨城で感じた本音の話など、大変興味深いものがありました。審査は茨城大学教授を含む7名の各界名士が行い、「県知事賞、県議会議場賞、県教育賞の3賞と12名の特別賞」を、その他に県内日本語ボランティア58名による「日本語ボランティア賞」とつくば市内の中学生233名、つくば市および、つくば市近郊の高校生155名による「若人賞」が加わりました。たくさんの中高生の参加は会場を一杯にし、こうしたイベントを次世代へ伝え、広げていくために大変有意義なことに思われました。また司会や各発表に手話通訳がついて主催者の行き届いたこころ配りが感じられました。(ボランティア審査員としてTIVONAから小須賀さんと丸山が参加しました。)今回の発表者の名簿によりますと、在日期間の制限は無かったようでした。知事賞と若人賞のダブル受賞に輝いた高校生はメキシコから来日して僅か6ヶ月、その見事な日本語に驚かされました。そして外国語の習得にとって朝から晩までその雁後のシャワーの中で暮すことがいかに有効な方法であるかを痛感させられました。一方で10年近く滞在し、なめらかな日本語を話しながら、身についてしまった異質の発音やイントネーションを耳にした時、教える側にいる者としてそれらをいつ、どのように適切な指導、矯正をしていったら良いのか、正確な促音、長音、濁音等の難しさを改めて知らされました。早い時期の指導が良いことは解っていても、うるさすぎると話すことへの意欲を失わせる事になるかもしれないし、時期が遅すぎると自尊心を傷つける事に成りかねない、そうした点をもう一度考えてみる必要があると思いました。今回、当講座の生徒の発表がなかったことはとても残念でした。少なくともこの大会がつくばで開催される折には、私達の受講者の中からも是非発表者が出るようにしたいものと思いました。原稿を作り暗記したものを土台に話すのであれば中級でも十分参加できると思います。発表者全員に賞状、豪華副賞があって、日本語勉強のいい思い出になるのではないでしょうか。              (丸山 節子)

     

    ~TIVONA通信をホームページで~

    財団のホームページ「forum」http://www.net-ibaraki.ne.jp/tcfoun/の国際交流を探していただくと、TIVONA通信の最新号からバックナンバーまでご覧いただけます。なお、財団日本語のEメールアドレスは、class@inter.or.jpです。どうぞご利用ください。

    (吉波 信子)

    凡人社研修会「新文化初級日本語Ⅰ・Ⅱ」を使った指導に参加して

    去る2月19日、新宿にある文化女子大学にて日本語サロン研修会が行われました。「文化初級日本語Ⅰ・Ⅱ」が新しく改訂された為、その改訂点や新しい指導方法を文化外国語専門学校の先生や編集者の方にご指導頂きました。会場には、沢山の日本語学校関係者やボランティアの先生方が集まり、大変な賑わいとなりました。

    まず、参加者全員に「新文化初級日本語Ⅰ」が配られ、前半は、本文や文型の改訂点をプリントやパネルを使用して具体的に説明がありました。旧版と新版とで大きく変わった点の一つは、カラー印刷が取り込まれた事です。これにより、例えば日本のお金の種類などとてもリアルになり、またトピックスの場面のイメージも生き生きとし、わかりやすく楽しめる工夫がされています。その他に各課索引が学習者自らの予習、復習に役立つ様、別冊小冊子として加えられました。

    本文はより現代の日本の経済、社会情勢に合った身近な内容になり、文型は指導する機能や場面が絞られ、さらに会話文やイラストを増やされたりと学習者にはよりわかりやすく、教師にはより教えやすい内容へと改訂された様です。後半には、参考として、実際のカリキュラムを例に取り上げ、新教科書を使用しての授業の進め方をご指導頂きました。例えば、自動詞と他動詞の練習項目では、例に女性がお皿をおとしたイラストを見せ、学習者にお皿だけを着目させ、「お皿が割れます」→「お皿が割れる」⇒自動詞、また、女性に着目させて「女の人がお皿を割ります」→「女の人がお皿を割る」⇒他動詞、といったイラストを使用しての説明方法から実際の会話分の中での使われ方、そして、自ら理解し使えるようにといった、授業例を説明して頂きました。

    最後に、旧版の「文化初級日本語Ⅰ・Ⅱ」は提出順序が易→難となっていなかったり、各課で学習する例文が文法的に整理されずに提出されているなど、このまま使用していくのには問題があること、また、新版と一緒に使用するにもカリキュラムの構成上、無理があるとの説明がありました。(尚、「楽しく聞こう・話そう・読もう」などの「楽しくシリーズ」は対応する課が一部変わるだけなので、継続使用が可能との事でした。)

     教科書も時代の流れにより変わっていきます。私達も日本語を教える立場として常に言葉に対する意識を深め学習者の側に立った、わかりやすい授業を心がけたいものですね。(角田 明子)

    ~TIVONAの会のみなさまへ~

    お元気ですか。私は3月に筑波大学日本語・日本文化学類を卒業し、青年海外協力隊(2度目の受験で合格できました)の日本語教師として中国シンヨウ市外国語学校で2年間日本語教師をすることになりました。今後は3月末に1週間渋谷で日本語教育の技術補完研修を受けた後、4月11日から6月29日まで3ヶ月間福島県二本松市で語学(中国語)を中心とした訓練を受け、7月中旬に日本を出発予定です。中国では中国人の日本語教師との勉強会のほか、中学生、高校生に対する会話、発音、作文、日本事情の授業を週12時間行うことになっています。私の赴任するシンヨウ市(旧満州の首都だったところです)は、東北地区に位置しているためとても寒く冬にはマイナス20℃にもなるそうです。教えた経験がそれほど多くない私はいろいろ不安もありますが、今まで勉強してきたことやボランティアで教えた経験などを生かして頑張ろうと思っています。今までありがとうございました。

    (筑波大学第2学群日本語・日本文化学類4年 渡部 真由美)

     

     

     日本語ボランティアのための講演会のお知らせ

    このたび、日本語教育に興味のある方を対象に、日本語指導に必要な知識を習得する機会として、日本語ボランティアのための講演会を開催することになりました。今回は、出版社アルクで「入門日本語」(財団でも初級クラスの教科書として使用)の教具として作成された、『日本語の教え方スーパーキット』という教具について行います。この教具の開発をされた遠藤藍子先生に、この教具の有効な活用方法などについてお話いただきます。

    日 時 平成12年3月28日(火) 午後1時30分から3時まで
    場 所 つくばカピオ 3階 中会議室
    講 師 遠藤 藍子 先生(ヒューマン・アカデミー日本語教師養成講座講師)
    演 題 効果的な教具の使い方~「スーパーキット」スーパー活用術入門~
    主 催 (財)つくば都市振興財団・TIVONAの会
    定 員 25名(参加費 無料)
    みなさまのご参加をお待ちしております。参加をご希望の方は、恐れ入りますが、メール(class@inter.or.jp)又は、お電話(0298-56-7007)、ファックス(0298-56-7009)にて、

    財団までお申し込みくださいますようお願いいたします。           

    (吉波 信子)

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    TIVONA通信第22号

    TIVONA通信第22号




    タレでもいいです

     私事で恐縮ですが、先日、かみさんと娘の高校の学園祭に行ったときのことです。

    焼鳥屋の模擬店があり、1本買ってきてもらいました。小生「塩の方が良かった。」と言ったところ。曰く、「私が、『タレでもいいです。』、と言ったんです。私はタレの方が美味しいもん」。小生、「その場合、『私はタレいいんです。』と言わなければいけないんじゃない。」と更に問う。

     賢明なる皆さんは、もう既にお分かりのように、タレも塩もマヨネーズ(?)もケチャップ(?)も各種有った時に、一つを選ぶのならば「○○いい」と答え、本当は塩が良いときに、ほかのものが出されてしっまたので渋々「○○でもいいです。」となるのでしょう。

     しかし、今日はその話ではなく、数週間前の新聞記事に曖昧な表現が多くなっているということが書かれていました。つまり、「~ようだ」、「みんな○○だ」、「~と思う」というように断定的に話さなくなったようです。つまり、私を含めて、みんな自信が無くなってしまったのか、中庸を良しとして争わなくなったのか・・・・。確かに、単純に主語+目的語+動詞や主語+補語+動詞のような文章は少なくなったような気がします。もしかしたら、文化が発達すると複雑なモノを求めるようになっていくのかも知れません

     言葉の乱れは文化の発達か?電車の中での女子学生の会話にはついていけない。男子学生の会話の方がまだ解読しやすい。そんな経験を持つ方も多いと思います。ということは、女子学生の方が文化的に進んでいるということかも知れません。(本当?)

     つづいて、インタ-ネットやNTTiモードによるE-mail の利用が増えている件について。最近、世の中では、インターネット文章という少し変わった文章体が流行しています。困ったことには、会話(コミュニケーション)ではなく、一方通行のことが多い、ということです。つまり、電話で、いわんや面と向かっては、とても話せないことが、E-mailだと平気で言えてしまう。ある意味では、怖い社会に向かっています。また、大学や高校で、携帯電話を持っていないと友達が出来ない。会話のほとんどは、電話でするようになってしまった。一緒に食事をしていて、いきなり、携帯電話を出して、違う人と話をしている。面前に、友人(?)が居るのに・・・。このようなことは、とても私には理解できない。私もこんなときは、「ジコチュウー(自己中?)」と言ってみたい。

     かみさんとの会話の続き。「日本語講座で勉強するようになってから理屈っぽくなってきたわね。」「そうではなくって、出来るだけ正確にってことを言いたいんですよ。」「じゃあ、私の日本語は正確じゃないと言いたいの。」そうなんです。愚妻は山梨県生まれ。時々、家族全員が初めて聞く単語を発することがあるのです。複雑な言葉の文化を持つかみさんの方が文化的に進んでいるって!

    (小須賀 洋)<?xml:namespace prefix = o ns = "urn:schemas-microsoft-com:office:office" >

    遠藤藍子先生講演会の報告

    328日(火)の午後1時30分から一時間半にわたり、遠藤藍子先生から「『スーパーキット』(アルク)活用術入門」と題してお話を伺いました。会場にはTIVONAの会員以外の方も多く、日本語教室などへの関心の広がりを感じさせられました。    
     講演では先生はこのキットの作成にも携わられた経験をもとにキットをどのようにクラスで使っていくかをこのキットを具体的に使いながらわかりやすく教えてくださいました。入門クラスや初級クラスではこのような絵カードなどのツールは非常に便利なものですが、これを手作りしていくと大変労力がかかり、このようなキットは日本語教室の現場で待ち望まれていたものだと思います。けれども、キットを実際にどのように使うかはこのような説明を頂かないと既製のものは使い方にとまどってしまうものなので、今回の講演はすぐにでもクラスで使える実際的なものでした。特に、ペープサート(棒つきの人型の絵カード)を私たちが生徒さんになって実際に使ってどのようにこれを利用するかはとても有意義な経験でした。その活用法も興味深かったですが、それ以上に、私たちが生徒さんになってみるのは私にとってはとても貴重な経験でした。「あげる」「もらう」などを全く言語体系の違う母国語を持った学習者が初めて学ぶことの難しさが少しは実感できたように思います。なぜなら日本語はぺらぺらのはずの私でも先生から質問されてなんと答えればいいのか戸惑ってしまったからです。
     日本語教育の理論的な勉強も必要ですが、このような実際的な講演も、また、私たちが生徒さんの役をやってクラスを体験してみるというのも時には必要な事だと感じました。

    (小林 和子)

    国際交流フェア ヨーヨーのお店に参加して

    曇り空の中、つくばフェスティバル国際交流フェア、ヨーヨー売りに参加しました。私は、今回が3回目の参加です。午前10時から午後4時頃まで、途中何回かにわか雨にあいましたが、たくさんの人が来ていました。2~3年前にヨーヨー作りを体験したことがあります。しかし、その頃と違って、今回作り方も随分進歩したものです。(特に、ヨーヨーの口の縛り方) 

     時の経つのは早く、すっかり作り方も忘れてしまいました。見よう見真似でなんとか様になりましたが、振り返り思うと、ヨーヨーに大きい注射器もどきで水を入れるのですが、その入れ加減が少しむずかしかったかな?四角の大きな水槽に一杯にするのに、初めはあせって作りました。しかし途中から一杯になり、ホッとしながら今度は少し気を入れながら、丁寧に作りました。途中で交代して他の店を見てまわりました。隣の店がバングラデッシュの店で、カレーを作っていて、美味しそうなにおいがプンプン。

     さて肝心のヨーヨー売りですが、5~10歳前後かな?かわいい子供たちがたくさん来て、とてもその表情が無邪気で、私にも15年前くらいにはこんな子供がいたんだな…。また子作りをしようかな…。いまさらと…。気分をとりなおし、売っていると、中学生らしき女の子が、この年頃でヨーヨーを買うなんて、まあ懐かしいのかな?と思ったりしました。気分が少し若くなったような。30代の頃を思い出しながら、帰途につきました。

    (荒井 博)

    ※売上額は、12,800円でした。売上金は、平成12年度TIVONAの会会計に入れましたことを、ご

    報告します。お手伝いくださった皆さん、お疲れ様でした。


    ~新しい仲間の紹介~

     

    吉田(よしだ)悦子(えつこ)

    初級クラス

    出身地 つくば市

    職業 フリーター

     

    今回日本語講座ボランティアに参加させていただいている吉田悦子です。出身地はつくば市です。今春大学を卒業し、今はフリーターをしています。以前から、日本の文化を外国の方々に伝える職業に就きたいと考えていました。大学の副専攻で日本語教育に関する課目を履修したのがきっかけで、今に至っています。実際に外国人に日本語を教えることは初めてですが、私なりに精一杯頑張っていきたいと思っています。色々ご迷惑をかけることも多いと思いますが、よろしくお願いいたします。

     

     

    安藤(あんどう)真美(まなみ)

    読み書きクラス

    出身地 つくば市

    職業 英会話講師

     

     

     

    1才5ヶ月の子持ちで習い事としては、茶道、華道、着付けに励んでいます。主人(フランス国籍)から「これは何?」「あれは何?」と質問ぜめにあい、母国語にもかかわらず、すぐに答えられない自分に腹が立ち、早速、日本語教師養成講座をはじめたのがきっかけです。養成講座での勉強、ボランティア講師と続けるうち、英会話を教えるよりも難しいのではないかと最近つくづく思っています。それだけに大変ですが、やりがいもあり、これからもこのボランティア講師になったということをきっかけに、自分も生徒と一緒に勉強しながら、成長できればと思っています。

     

    日本語教育関係のホームページの紹介~出版社アルクの関連ページから~

    アルク 日本語のトップページ  http://www.alc.co.jp/nihongo/

    アルク 日本語センター

    http://www.alc.co.jp/nihongo/

    日本語教育の情報はこのサイトから。日本語教育のあらゆる情報がギッシリ詰まっているサイトです。検定試験、教材、就職、掲示板など、日本語教師に必要な情報はここで入手できます。アルク オンラインマガジン「日本語エクスプレス」が無料で購読できます。主な内容は、情報、教え方、教材、検定試験、掲示板となっています。

    オンラインマガジン

    「日本語エクスプレス」

    http://www.alc.co.jp/nihongo/exp/

    アルクで発行しているニュースレター「日本語エクスプレス」の一部をメールマガジンで読むことができます。ご希望の方は、上記のURLにアクセスし、ウェブ上の登録フォームに必要事項をご記入ください。配信は毎月10日です。内容は、日本語教育カレンダー、ことばの面白さ再発見!、アルクの新刊紹介、「日本語エクスプレス」バックナンバーへのリンクです。

    アルク 中国語ホームページ 

    (中国人学習者向け)

    http://www.alc.co.jp/chinese/

     

    アルク中国語ホームページのコンセプトは「日本語を知りたいのならこのサイトから!」。日本情報の提供と日本語学習支援、および日中文化交流のためのサイトを目指しています。ページのほとんどが中国語と日本語で表記されています。内容は、日本語理解、日本語学習、日本留学、時事ニュース、交流です。

    アルク 韓国語ホームページ 

    (韓国人学習者向け)

    http://www.cyber-japan.net

     

    韓国語によるアルクのホームページ「スペースアルク」の翻訳サイトです。韓国語ホームページ独自のものとしては、日本留学希望者向けの「日本留学体験談―ぜひ後輩に伝えたい実用情報」などがあります。ここでは、多くの日本留学希望者が持つ悩みに、現在、日本に留学中の留学生が答えています。

    皆さんの日本語指導にどうぞお役立てください。

    (吉波 信子)

    第16期日本語講座クラスの紹介

    ~火曜日~

    入門  イーチョンヨン  私は今回初めて入門クラスを担当することになりました。私の短い教授経験からだと、最も難しいクラスだろうと思っていたところ、やはり、私の予想は的中してしまいました。なるべく英語を使わず、私の知っている日本語の一つ一つの意味を伝えることは容易なことではありません。私の日本語のレベルを幼稚園レベル以下に落とさなければならないのに、どうしても普通に話してしまうのです。それが、一番の難点だとすれば、二番目は、ひらがなをどういう風にして習得させるかです。特に、きゃ、きゅ、きょと言った小さい、ゃ、ゅ、ょ、んの発音など。私は、その点は、日本の小学校の1年生の教科書を使っています。その中のお話しを読ませ、ひらがなを習わせていきます。形容詞や、助詞(~は、~が)等は、次に出てくる問題なのです。しかし、かなりの入門クラスを修了した学生が修了時まで、ひらがなが読めないのを見てきました。それでは、文法どころか自分の住所も教えられないのです。なんといっても、入門クラスを担当する先生は、ベテランじゃないといけないと思いますね。

    初級  谷津葆子・吉田悦子  韓国、中国、メキシコ、ウズベキスタン、アメリカ、フランスの生徒がいます。中国の生徒には、数回ボランティアの通訳の方が付き添っていましたが、今ではクラスの同国の生徒と助け合って勉強を続けています。フランスの青年も、韓国の主婦の方も熱心にクラスに参加しているので、この期が終了する頃には、日本人社会で、もっと多くの友人とコミュニケーションをとって生活できると期待しています。

    読み書き  安藤真美・野口裕子  「読み書きクラス」は、アジア系の方がほとんどですが、その中でも様々な国の方がいて、日本語を学ぶだけでなく、異文化理解・異文化交流の場としても大いに賑わっています。

    ~水曜日~

    中級1  及川和子・川辺千恵子  全員意欲的で、レベルも高く、自発的に日記を書いてくる生徒さんもいて、圧倒される程である。出身国も職業も様々ながら、和気藹々と笑いの絶えない楽しいクラスである。

    中級2  角田明子・難波順子  中級2クラスは、15名ほどの生徒が在席しており、国は、中国、台湾、韓国、フィリピン、ベトナム、ブラジル、ドイツ、イタリアとバラエティに富んでいます。中級クラスということで、皆さん発言パワーが増してきて、毎回わいわい賑やかに授業を行っています。私たち教師もこの異文化コミュニケーションを大変楽しんでいます。

    日本語の会  小林和子・松井友子  十カ国十三名の皆さんと毎回楽しく勉強しています。研究者や主婦や学生など職業も様々で,話す力や読む力にはそれぞれ差はありますが、お互いが助け合いながらわきあいあいとしたクラスです。

     

    ~TIVONAの会平成12年度役員の紹介~

    会長 小須賀洋  副会長 藤岡洋一・松井友子  書記 川辺千恵子  会計 谷津葆子 です。

     

    編集後記 『平成12年度も順調にスタートしました。新しい仲間、新しい学習者を迎て、各クラスは毎回盛り上がっているようです。今回で12回目(?)ということで充実した教室になっていますが、いつも、初心を忘れずにがんばりたいなあ、と思っています。』(川)


    TIVONA通信第23号

    TIVONA通信第23号




    歌と言葉の勉強、その他

     最近テレビの歌番組を聴かなくなりました。歌詞が分からないからかも知れない。歌詞が聞き取れなくなったら「オジン」「オバン」と呼ばれても仕方がないそうです。ずっと以前、まだオジンでなかった頃、フランス語を少しかじりました。先生が「シャンソンは、chante(歌う)でなくdire(語る)なのよ。」と優しく言ってくれたのを思い出します。そうでした、越路吹雪さんが語りかけるように歌っていました。最近の日本語歌い手の中では、サザンオールスターズあたりが、さしずめ大いに語っているのでしょう。言葉の教育の中で、とりわけ、初級レベルで、歌を取り入れることが有効な手段らしく、中学校で英語を始めた頃にも「聖しこの夜」などを12月頃に習った憶えがあります。日本語は、5つの母音を中心にア行以外は子音が付いていて、このことを学習者に理解して頂くために「さくらさくら」や「夕焼け小やけ」などは、一つの音符に一つの仮名文字が付いていて、非常にわかりやすい。日本に来たことがある人や日本語を学んだ経験がある人は容易にこれらの歌を思い出してくれます。今後も、時々は採り入れていきたい。

     ところで、最近読んだ本の受け売りです。世界の言語は何種類ぐらいあるのでしょうか?アカデミー・フランセーズによると2,796種だそうです。一方、国際補助語協会によると2,500~3,500だそうです。ただし、こちらは一言語の方言とするか否かで数の増減があるそうです。また、大ざっぱに5つの言語に大別でき、インド・ヨーロッパ語族、セム・ハム語族、ウラル・アルタイ語族、シナ・チベット語族、オーストロネシア語族だそうです。日本語は諸説あり、「孤立した言語」とするのが一般的だそうです。

    ここで、良くあるクイズ。世界で一番話されている言葉は何でしょう?そうそう、英語ではなく中国語です。方言まで含めると11億人が話しているそうです。日本語はというと、6番目。中国語以下の順位は、英語、ロシア語、ヒンディー語、スペイン語、そして日本語となります(昭和59年調査)。さらに、世界諸言語の経済力の順はというと、英語、ロシア語、ドイツ語、日本語、フランス語、スペイン語、中国語となります(昭和49年度調査)。言語の経済力とは、その言語が話される地域での国民総生産が、世界全体の何パーセントかを示すもので、言語のもつ力の一つの指標になるものです。

    これらの調査が行われてから、10年以上たった今、世界の言語の中で日本語の重要度はさらに増しています。わたしたちが、日頃、外国人に教えている日本語は、日本人だけのものではなく、外国人と日本人が様々な場面でコミュニケーションを取るためになくてはならない言語になりつつあるのです。つくばで日本語ボランティアとして日本語指導に携わるわたしたちが、日本語を通して世界のいろいろな国の人々の力になっていることを実感せずにはいられません。

    (小須賀 洋)<?xml:namespace prefix = o ns = "urn:schemas-microsoft-com:office:office" >

    文化庁日本語教育大会シンポジウムのお知らせ

    平成12年度「文化庁日本語教育大会 これからの日本語教育を考える」シンポジウムが、8月21日(月)、午後2時から午後5時まで行われます。今回のテーマは、「未来を支える日本語教員養成の在り方について考える」です。

     今年3月、文化庁の日本語教員の養成に関する調査研究協力者会議でまとめられた「日本語教育のための教員養成について」の報告書をもとに、シンポジウムでは、これまでの教員養成の在り方を踏まえつつ、報告書の中で新たに示された「日本語教員として望まれる資質・能力」「日本語教員養成において必要とされる教育内容」「日本語教育能力検定試験の今後の在り方」等に焦点を当てながら、未来を支える日本語教員養成の在り方に関しての協議が行われる予定です。ご興味のある方は、足を運ばれてみてはいかがでしょうか。

    日時  平成12年8月21日(月) 午後2時~午後5時

    会場  文部省別館(国立教育会館本館、虎ノ門ホール 東京都千代田区霞ヶ関3-2-3)

    司会  水谷 修(日本語教育学会会長、名古屋外国語大学教授)

    討論者 清 ルミ(常葉学園大学助教授)

          長友 和彦(お茶の水女子大学教授)

          西原鈴子(東京女子大学教授)

          松本 茂(東海大学教育研究所教授)

    ※当日、定員(1,000名)を超過した場合には、入場できないことがあります。

     

    国際交流ネットワーク会議及び実務研修参加者募集について

    このたび、茨城県、国際協力事業団筑波国際センター、茨城県国際交流協会が主催する、平成12年度国際交流ネットワーク会議及び地方自治体職員等実務研修が、9月4日(月)に行われます。

    この研修会は、茨城県内で国際交流活動や国際協力・在県外国人支援を行っている民間交流団体、県内各市町村国際交流推進組織及び市町村国際交流主管課を対象に、「21世紀を担う子どもたちのために― 今、私たちにできること― 」をテーマに行われるものです。

     

    日時 平成12年9月4日(月)午前10時~午後3時30分

    会場 県民文化センター分館 会議室10号

    内容 全体会 講演「国際理解を進める地域・学校・NGOのネットワーク」

    分科会

    第1分科会― 連携してすすめる国際交流・国際協力―

      JICA、市町村、民間国際交流団体の活動事例発表

    第2分科会― 外国人を支援する―

    日本語指導:学校とボランティア、日本語ボランティアレベルアップ講座

    第3分科会― 子どもたちに地球市民意識を―

    「学校における国際理解教育への取り組みについて」

    財団では、この会議及び研修に参加できる方(3名)を募集します。参加が可能な方は、8月22日(火)までにお電話(0298-56-7007)又はEメールclass@inter.or.jpにてご連絡ください。
    「日本語ボランティアのための講演会」及び学習会のお知らせ

    日本語教育研究所研究員の武田聡子先生を講師にお迎えし「日本語ボランティアのための講演会」を開催することになりました。今回は、「上級学習者への指導方法(仮)」に焦点をあてたお話しをしていただきます。

    初級学習者の日本語習得のペースと比べると、中級以上の学習者の取得はなぜかペースダウンし、会話力の延びが止まってしまう。また、初級レベルの学習者への指導と授業準備の方法など異なる点にとまどいを感じていらっしゃる方も多いのではないでしょうか。武田先生は、城西国際大学留学生別科、ヒューマンアカデミー養成講座、及び北区日本語ボランティア教室においても、講師として活躍されている方です。先生の現場での経験から、中級以上の学習者への指導方法についてお話しをいただきます。

     また、「日本語ボランティアのための講演会」とあわせまして、講演会終了後に、学習会を行います。今回の学習会は、前回の講演会「効果的な教具の使い方~「スーパーキット」スーパー活用術入門~」の内容をもう一度復習し、さらに使い方の工夫を探ります。前回講演会を聴き逃してしまった方に、ぜひご参加いただければと思います。

    講演会及び学習会の日程は以下のとおりです。

    日時 平成12年9月17日(日)

        講演会 午後1時30分~午後3時

        学習会 午後3時30分~午後5時

    場所 つくば中央図書館アルス 集会室

    主催 TIVONAの会

        (財)つくば都市振興財団

    定員 30名

    参加を希望される方は、お電話(0298-56-7007)又はEメールclass@inter.or.jpにてお申し込みください。皆さんのご参加お待ちしています。

     

    16期日本語講座バス旅行のお知らせ

    第16期日本語講座バス旅行を行います。このバス旅行は、日本語講座に参加する受講生とボランティア講師の皆さんの親睦を深め日本文化への理解を深めるため行うものです。今回は、守谷町のアサビール工場、牛久市の牛久シャトー、牛久大仏を訪問します。ぜひご家族お友達とご参加ください。

    日 時  平成12年9月23日(土) 午前9時~午後5時

    定 員  40名

    参加費  大人 2,500円

      子供 2,000円

      小学生未満の子供 無料

    (参加費には、バス代・昼食代・施設見学料が含まれます)

    参加を希望される方は、お電話(0298-56-7007)又はEメールclass@inter.or.jpにてお申し込みください。皆さんのご参加お待ちしています。

    教材調査のお知らせ

    教材調査のため、平成12年9月14日(木)に千代田区麹町の凡人社を訪ねることになりました。日頃、日本語指導でこんな教材があったらとか、日本語関連の図書を直接手にとって選んでみたい方、どうぞお気軽にご参加ください。凡人社では9月15日(金)までサマーセール期間だそうです。参加が可能な方は、財団までお電話(0298-56-7007)又はEメールclass@inter.or.jpにてご連絡ください。ご連絡お待ちしています。

     

    財団の蔵書紹介

    漢字ハンドブック

    アルク日本語出版編集部

    日本語能力試験1級~4級に出題される、すべての漢字について、読み方・書き方・意味・用例などあらゆる情報を提供。漢字の意味は、英語・中国語・ハングルで表示。収録漢字数2055字。

     

    これで合格 日本語能力試験1級模擬テスト

    衣川隆生・石崎晶子・瀬戸口彩・松本隆 著

     

    これで合格 日本語能力試験2級模擬テスト

    瀬戸口彩・衣川隆生・石崎晶子 著

    最近の試験の傾向を分析しながら、出題基準に合わせ、問題の形式、体裁など、すべて実際の試験並みに作成された受験用の力だめし問題集。学習上の注意点や解き方のポイントなど、適切な解説も付いています。受験前、試験の形式に慣れるため、ぜひ挑戦してほしい問題集です。

     

    初級を教える人のための

    日本語文法ハンドブック

     松岡弘 監修

     庵功雄・高梨信乃・中西久実子・山田敏弘 著

     スリーエーネットワーク 発行

    日本語教師が初級日本語を教えるために必要な文法項目を網羅。各項目をわかりやすく3段階にわけて解説してあるので、経験の浅い教師から、ベテラン教師までのニーズに対応している。これ一冊で教えるために必要な文法知識が得られます。

     

    ロールプレイで学ぶ

    中級から上級への日本語会話

     山内博之 著

     アルク 発行

    これまでにない「タスク先行型」ロールプレイで、学習者の言語能力を総合的に伸ばす教材。ロールプレイ配列は、難易度順になっている。別冊「指導のポイント」で初心者でも安心して使っていただけます。

     

     

    編集後記 先日、久しぶりに筑波山を訪れケーブルカーに。その後、女体山、男体山も制覇。頂上からの眺めは絶景でした。筑波山は縁結びの神として有名ですが、筑波山をカップルで訪れると別れてしまう場合も多いとか。なぜかというと、多くの場合、女体山だけお参りし帰ってしまう。すると、女体山は、女の神様なので、カップルで訪れると、やきもちを焼いてしまうんだそうです。女体山に行ったら男体山にもお参りをしたほうがいいよと、友人は言っていました。知らなかった!聞いてしまったら、やっぱりすごく気になります。(よ)


    TIVONA通信第24号

    TIVONA通信第24号




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     またまた上さんとの会話。のろけではありませんが、ある時上さんに「目綺麗だね。」と言ってしまった。すかさず切り返してきた。「目綺麗だね。ということは、耳や鼻は汚いということでしょ。」「日本語講座の本にそう書いていない?」一瞬たじろいだものの頭をフル回転させて「『目綺麗だね』ということは、目鼻もみんな綺麗だけれど目一番綺麗だということだよ」となだめました。その場は収まり、バトルに至りませんでした。日本語は難しい。

     日本語を勉強している外国人にとって日本語の助詞はきっと難しい品詞でしょう。英語やドイツ語、スペイン語などのロマンス語では単語の位置によって主語、目的語、補語などが判り、名詞や形容詞は語尾変化をしないし(性・数変化は除く)名詞などを補助する品詞は前置詞ぐらいと思います。ハンガリーはフン族の末裔の国であり姓名も日本や韓国、中国と同じ姓・名と続くそうです。言葉の並びも日本語に類似の点があると聞いたことがあります。どなたか教えて下さい。中国語は英語と同じように主語の後すぐに述語が来るので英語習得は日本人よりずっと早いそうです。アラビア語はどのような構成になっているのだろうか。アラビア文字とペルシャ文字は私から見れば、随分と似た形と思えますが。実際はどうなのだろうか。タイ語、カンボディア語、ラオ語は…これらの言葉には日本語と同じような助詞とか活用はあるのだろうか?興味は尽きない。

     先日行われた教材調査に参加して「朝日文庫(朝日新聞社):井上ひさしの日本語相談 \560」を購入しました。文庫本で井上さんが新聞に連載していたものをまとめたもので1コマ数ページですので手軽に読めました。その中の1コマに「初めまして」か「始めまして」か、というのがありまして、面白く読ませていただきました。これは、小学生だか中学生がこのことに疑問をもって辞書を片っ端から調べてひとつの論文にまとめた話です。時間がありましたら是非お読み下さい。

     昨年の末から、ペルーから来た青年に、カピオの3階の休憩室で日本語を教えています。小生も頑張っています。彼の職場には、4人の外国人がいて、バングラから来た方は11年目で日本人の奥さんを迎えていて、漢字の猛特訓中。ブラジルから来た2人は少し日本語が話せる程度とか。会話は少ないものの日本語だそうです。世界中で日本語を学んでいる人は1,000万人だそうです。私たちも頑張らなくては…。

     (小須賀 洋)

    文化庁日本語教育大会の報告

    「これからの日本語教育を考える」シンポジウムに参加して

    昨年8月21日、夏の盛りに虎ノ門にある文部省別館で開催された文化庁主催の「これからの日本語教育を考える」シンポジウムに参加しました。この日は、地域日本語教育セミナーが午前中、シンポジウムが午後に開催されました。

    午前中に開催された「地域日本語教育セミナー」では、川崎市、大阪市、武蔵野市、各市の事例が発表され、日本語学習支援者の養成問題、コーディネータ(仲介・調整役)の人材育成について協議されました。現実として日本語学習支援者に求められるものが、日本語教育の技術だけにとどまらないこと、さらに学習者のニーズに合わせて指導していかなくては、教室が成り立たないという問題がありました。そして、民間、行政が運営している日本語教室がほとんどの中で、よりスムーズな運営をするためには、間を繋ぐコーディネータ(仲介・調整役)が必要で、そのような専門職を作るべきだという意見がありました。

    午後に開催された「未来を支える日本語教員養成の在り方について考える」では、各大学の日本語関係の先生が参加され、「日本語教員として望まれる資質・能力」「日本語教員養成において必要とされる教育内容」「日本語教育能力検定試験の今後の在り方」などについて協議されました。実際に「日本語教育能力検定試験」の問題作成に携わっている先生もあり、今の制度で先生の資質までを問うのは無理ということでした。資質を問う必要性と現在教員として活躍している方の教育についても協議され、今後研修という形で現職の教員も学べる機会の必要性があるということでした。

    今回はエルネットというシステムを利用し、東京・静岡・京都・福岡をつなぎ直接意見の交換などもあり、活発な論議が行われました。                                (大木 喜子)

     

    日本語教育研究協議会第2分科会「多様なニーズに応じた教材用素材の提供・教材開発」

    昨年8月22日(火)に世田谷にある昭和女子大学で開催された、文化庁主催「日本語教育研究協議会に参加しました。全部で3つの分科会がありましたが、わたしは「多様なニーズに応じた教材用素材の提供・教材開発」の分科会に参加することにしました。

    文化庁で新たにweb上に日本語教育支援総合ネットワークシステムを構築するために、現在進めている教材制作ネット枠の構築理念や活用方法について紹介された。それによると、平成12年度内に立ち上げ予定とのこと。そこでは、地域の日本語指導者への素材提供も行う予定で、その際に、著作権フリーの状態でたくさんの人に使ってもらいたい、素材サンプル、足りないところは利用者からフィードバックしてもらうかたちで運営したいとの理念が説明された。

    また、国立国語研究所の映像教材(ビデオ)の利用方法について、制作にあたった担当者から、最近作られたビデオの利用方法について説明があった。表情・運用能力を伸ばす(基礎編)、場面ごとの対人関係(初級編)、対話の場面を取り上げて会話を作る(中級編)などが紹介され、同研究所で作られたビデオがたくさんあること、またビデオを使った指導がとても有効であることが紹介されたが、会場の参加者からは、値段が高いので、個人ではとても購入できない、ぜひ地域の図書館などに整備してもらえるよう働きかけをして欲しい。中級レベルの教材があまりないので、もっと充実させて欲しい、などの辛口の要望が出されていました。その他、文化庁、文部省、国立国語研究所の連携を図って、児童に対する日本語教育をはじめとする地域の日本語指導にもっと力を注いで欲しいなどの要望がだされていました。

    文化庁が現在準備中のweb上のネットワークシステムが実現すれば、私たちの講座にも役立つ教材が簡単に手に入れることが出来るようになるかもしれません。利用方法については、残念ながら、今回は、その計画の説明だけでしたので、後日、構築された折には、連絡があるものと思います。楽しみにしたいですね。                                        (吉波 信子)

     

    日本語教育研究協議会第3分科会「日本語教育のための試験の在り方について」

    昨年、8月22日。東京世田谷区の昭和女子大学において日本語教育関係者による研究協議会が行われた。「21世紀の日本語教育の在り方を考える-日本語教員養成問題を中心として」をテーマに3つの分科会に分けて話し合いが進められた。協議会へは、吉波さんと私、イーが参加した。私は第3分科会に参加した。少々遅れて会場に到着してみると、200人は入ろうかと思われる大きい会場はすでに補助席までいっぱいに埋め尽くされていた。日本語教育関係者がこれほど多いのかと思った瞬間だった。次に驚いたことは、参加者の中には山形や長野から来た人もいたことである。よほどの関心の高さに感心したのである。前日にはシンポジウムがあり、彼らの議論は二日目を迎えていた。議論の内容もかなり進んでいて、自分の所属している日本語学校の現状や日本語先生を受け入れる立場の日本語学校の校長の置かれている立場、そしてコミュニティーセンター等でボランティアとして活動している方たちの苦労話も多く出た。その中で出た話を整理してみると、
    1 日本語教師の養成…大学の日本語教育関連学科の先生は、大学において教材をとおした教育 

    では、経験がもっと大きく影響する外国人とのコミュニケーションの不足がまず心配される。そして、終了しても経験を積むための現場が用意されておらず、多くの修了者が日本語教育にたずさわるチャンスを得られないでいる。

    2 日本語学校の立場…大学からできる限りの研修生を受け入れているが、彼らを皆、将来的に雇用できると約束できない。やはり外国人と多く接した熟練した先生が学校としては安心できる。また、多くの日本語学校の学生は、日本の大学への入学を目標としている。センター試験に向けて助けになるためには、ただの日本語先生よりは、自分なりの専門を持った方が日本語を教えられることが望ましい。数学の方や物理、生物等の専攻者が日本語を教えると、大学試験を準備している学生にはもっとも嬉しいことは言うまでもない。

    3 地方からの参加者…ボランティアとして教えてみると、経験の不足や教材の不足、日本語のみならず、日本の生活にまで及ぶ外国人へのアドバイスが出来ないことが多い。外部との緊密な関係を持って多くの情報が得られたらと希望している。連絡の取り合い方や教え方、教材の入手方法、すべてに渡って、情報がほしい。そして助けてくれるボランティアの方を募集中。

    以上のような内容で協議会は進められた。結論として、「1 日本語教師の養成において、研修出来る場を多く設けられるよう、日本語学校への協力をお願いする。」「2 日本語教育能力検定試験を見直す。」「3 情報交換に力をいれる。」であった。

    私は、議論の中で、外国人であり、日本語教育を受けた立場から、そして現在日本語を含む外国語を教える先生としての経験から、日本語はほとんどの教師にとっては母国語であっても、外国人にとってはあくまでも外国語であることを忘れないでほしいと訴えた。いかなる外国語より母国語の説明がもっとも難しいからである。それは文法だけではなく、普段使っている言葉の癖までも、外国人にとってはややこしい文法事項に思えるのである。それを忘れた時に、日本人の先生はより難しく、ややこしい説明を親切に一所懸命するのであるが、大体、日本語の分からない外国人に丁寧すぎた言葉の説明は、最初から分かるはずがないのに…。                     (イー チョンヨン)

    日本語ボランティアのための講演会~武田聡子先生を招いて~

     平成12年9月17日(日)つくば中央図書館アルス集会室にて、日本語ボランティアのための講演会を行いました。今回は、凡人社からのご紹介で、日本語教育研究所の武田聡子先生に講師として来ていただきました。先生は、日本語教師、英語教師としての活動の他、東京都北区の日本語教室の日本語指導者のための教授法の指導及びカリキュラムの作成にもあたっておられます。講演会は、「レベル別学習者への指導方法」をテーマに、また北区で行われている日本語教室の事例の紹介と、事前に参加者からのアンケートで出されていた質問に答えるかたちで行われました。

    レベル別学習者への指導方法ということで、まず初級レベルの学習者への指導方法のポイントについてのお話がありました。授業を始める前に先ず大切なことは、まず学習者に対するニーズ調査。アンケートをとる形で行うのが最も良い。また指導に関しては、絵やジェスチャーを使って、教えることがもっとも有効だが、学習者の手元に資料が残らないと、不安になるのではないかということを考慮して、資料を配った際の、資料のファイルの仕方を教えることも大切。欧米とアジア系では、学習方法が違うので、その点も考慮する必要があること。また、何をどうおしえるかよりも、学習方法を教えてあげるということも大切。教師は知識を与えるものだという根強い考えがあるが、むしろ学習者の力を引き出してあげる、手助けをしてあげる役割を担っているのだということを意識して欲しいとおしゃっていました。

    また中級以上の学習者への指導方法ということで、生教材を有効に使う方法をいくつか、紹介してくれました。雑誌、新聞、行政が発行する広報など、学習者のバックグラウンドが違えば違うほど、生教材は、さまざま。中級レベルくらいからのクラスだったら、予備教材のつもりで与えてみることも有効。生教材を使った例として、旅行パンフレットを使って、「旅行の計画を立てましょう。」というようなことをやってみる。生教材を使ってレベル別に目標を設定して指導するなど。他に北区の手作り教材の例としては、街の看板の写真を集めて教えるというようなことをしているそうです。もし、教材を作るならば、自分だけということではく、横のつながり、ネットワークを持つことが大切。協力して教材を作ることも必要であるとのことでした。

    ボランティア日本語教師のアドバイスとして、よく教科書で教えていると、全部教えるために時間が足りないという悩みを聞くことがありますが、限られた時間の中で指導しているボランティアの日本語教室ですから、教科書を全部指導するというようなことではなく、余分なところを省いて、教えるべきところを教えるようにする。授業プランを立てるときに必要なことは、最後の到達点、現実に沿った目標を設定すること。また、教室では極力学習者に会話をさせること。教室で先生がいないとできないことをする。ボランティアの教室は、学校ではないので、学校では提供できないことを提供できるというよい点があるので、自信を持って、できる範囲での指導を心がけてくださいとのことでした。

    北区の日本語講座は、国際交流を目的に日本語学校のようなところにはしたくないという考え方にたち、最初は国際交流を目的とした日本語教室だったが、徐々に日本語を本気で勉強したいという学習者が増え、学習者にあったテキストを作ることになったそうです。ニーズは、徐々に変化してくるものなので、ニーズ調査の必要性は毎回感じているそうです。

    先生が最後におっしゃっていた、できることからやっていきましょうとの言葉が印象に残りました。北区の日本語教室を学び見習いたいと思う講演会でした。

    (吉波 信子)

    米国国立ホロコースト博物館のこと

     昨年92年間のアメリカ滞在から帰国して、ふとつけたテレビで無名塾の仲代達矢が対談の終わりに「日頃のモットーは何ですか」と聞かれて「戦争をしてはいけない」ときっぱりと言った。私はこの言葉に心から拍手を送りたいと思う。

     ワシントンDCの博物館・美術館の集中するスミソニアン・モールから程近く南西に新しく開館したホロコースト博物館がある。絵画の好きな私はついナショナル・ギャラリーに足が向きがちで、そこを訪れることができないでいたが、一年前の寒い冬の日ホロコースト博物館の警備の固い扉を叩いた。そこにはナチスのユダヤ人への差別、迫害、虐殺の様子がパネルや映像を通じて、またユダヤ人の残した衣服、靴、パスポート、人形、遺髪などが展示されており、ヒットラー率いたナチスの残虐な行為が暴かれている。人間が人間に対してなぜこれほど残酷になれたのか。ヒットラーのゲルマン民族優越意識とその純潔を守るためとかかれているがどうしてもその狂気を理解することが私にはできない。余りに暗い悲惨な展示の数々に思い足どりで終わりに近づいた部屋の一角に一輌の貨車が置かれていた。これがユダヤの人々をアウシュヴィッツ収容所へと運んだ貨車である。この古びた貨車の中に立ち、私は五十数年前私たち家族五人の乗った北京郊外から天心までの引揚げ貨車を思い出した。

    展示さるるアウシュヴィッツ行き貨車のなかわが引揚げの日々を思いぬ

     

    今は亡き両親が全ての家財を捨て、幼い三人の子供達を必死の思いで守り日本に連れ帰ったその苦労を思うとき私も戦争は絶対にしてはいけないと言わずにはおられない。一部の扇動者による戦争がもたらす不幸せの火の粉を被るのはいつも罪のない一般の人々なのである。

     およそ六百万人の人々が虐殺されたという悲惨さにすっかり疲れきってしまった私であったが、そんな私を元気付けてくれる明るいことも見つけた。一つは先生に引率されて見学する多数のアメリカ中・高校生が見て聴いて熱心にメモをとる姿。そして「ホロコーストの狂気から救った人々」の展示の中に日本人、杉原千畝(すぎはらちうね)の名前を発見したことである。当時リトアニアの領事代理の杉原が信念を持って日本通過ビザを発券した六千人余のユダヤ人を助けたという記事である。

     どうぞ皆さんもワシントンDCに行かれる折には、このホロコースト博物館をお尋ね下さい。人間として戦争の愚かさと平和の尊さについて考える良い機会になると思います。

    (高橋 桂子)

    択捉島体験記

    昨年9月12日から1ヶ月間、総務庁からの派遣で北方四島の一つ択捉島へ現地のロシア人に日本語を教えに行って来ました。平和な日本から来るとギョッとするような光景にもあい、ここが国境の地で国防上大切であることを実感しました。しかし、行政府の人たちは択捉での生活を楽しませてあげようと気を配ってくださり素晴らしい自然を楽しむように茸取り、こけももつみに連れて行ってくれたり、ピクニックでウハ(鮭のスープ)やブリムイ(クレープ風)をご馳走してくれたりしました。なにより、うれしかったのは子供の生徒が多かったことでした。彼らは何の先入観もなく日本に興味を示し、日本語を楽しそうに勉強してくれました。彼らの輝く瞳にあうと、私達がもっと、自由に行き来が出来る日がきっと来ると信じたい気持ちになりました。

    (川辺 千恵子)

    教材調査の報告

    教材調査のため、平成12年9月14日(木)に千代田区麹町の凡人社を訪れました。お忙しいところ小須賀さん、松井さん、谷津さん、横浜から平野さんが参加してくれました。財団からは大木と吉波が参加しました。さまざまな日本語関連の図書を購入しましたが、その中の一部をご紹介しますので、どうぞご利用ください。

     

    日本人のための英単語200

    著者 レッドベター・マーク

    講談社 

    1,300

     

    著者が日本で英語を教えてきた経験から、実際に英語を勉強している企業のビジネスマンや学生が書いたり話したりした誤りの文にわかりやすく手を加えたもの。

     

     

    日本語ってどんな言葉?

    著者 佐々木 瑞枝

    筑摩書房

    1,100

     

    留学生に日本語を教える著者が彼らとのやりとりの中で初めて気付く普段着の日本語のおもしろさ、外国語としての日本語の難しさを日常の支店で楽しく描く。

     

    大人のための漢字練習帳

    著者 高坂 登

    株式会社アスキー

    1,300

     

    漢字というと、「難しい」「正しく書かなくてはいけない」などと考えがちだが、そこには誤解がある。漢字には、歴史の隙間に埋もれている面白いエピソードがたくさん詰まっていて、それに触れることほど知的で楽しいことはない。

     

     

    日本語教科書の落とし穴

    著者 新屋 映子 ほか

    株式会社アルク

    1,900

     

    教科書・参考書・教師の教え方などが原因となって生まれる学習者の誤用。その背景と、誤用を生まないための上手な教え方をわかりやすく解説した参考書。養成講座や大学の日本語教育のテキストとしても使える。

     

    はじめての人の日本語文法

    著者 野田 尚史

    くろしお出版

    2,200

     

    日本語文法的に分析する力を養ってもらうために大学などで行っている授業をコンパクトに再現したもので、新沼謙一、徳川康子などの登場人物がおもしろい意見を述べながら展開する日本語文法入門書。

     

    一人で学べる ひらがな かたかな

    著者 小川 巖

    株式会社スリーエーネットワーク

    1,400

     

    聞く練習から読む練習、そして書く練習へと段階を追って、無理なく学習が進められます。1課あたり平均3ページで構成され、毎日の学習ペースがつかみやすくなっています。

     

    初級日本語のためのぶんけい練習

    TIJ東京日本語研修所

    1,000

     

    本書は、書くことによって、自分の獲得した知識を確認、補強するための練習問題集。

     

     

    基礎日本語文法教本

    著者 西口光一

    株式会社アルク

    1,900円

     

    初・中級者用の、新しいアプローチによる日本語文法学習書。学習者の類推能力を活用して、もやもやした文法の知識をすっきりと整理できる。クラスレッスンで副教材として、また独習用さんこうしょとしても使える。

     

    日本語中級読解入門

    著者 富岡 純子 ほか

    株式会社アルク

    2,427

     

    初級後半から中級レベルの日本語学習者を対象にした読解力養成教材。易から難へ段階を追って、内容把握と語学力養成のための練習問題を組み合わせながら、効果的な学習ができる。教室での使用も可。テスト形式の練習問題集もあります。

     

     

    テーマ別 中級から学ぶ日本語

    著者 荒井 礼子 ほか

    研究者出版株式会社

    2,320

     

    日本語の中級レベルの教材。日本の大学・専門学校に進学する人々、仕事に従事する人々を対象に、日常出会う出来事や問題を紹介。また、学習者が相互に自国の文化や考え方の違いを論じ合う場も用意されている。

     

    茨城県国際交流協会主催 国際交流研修会のお知らせ

    このたび、茨城県国際交流協会主催の在県外国人の方々と日ごと交流のあるボランティアを対象とした、国際交流研修会が開催されることになりました。様々な目的で在留される外国人の方々の法的立場を認識し、正しい支援のあり方を研修することを目的としています。

    参加が可能な方は、2月6日(火)までに、財団までお電話(0298-56-7007)又はEメールclass@inter.or.jpにてご連絡ください。ご連絡お待ちしています。

    日 時  平成13年2月17日(土) 午後1時30分~午後5時

    場 所  県民文化センター分館2階 会議室10号

     

    平成12年度地域別国際交流ネットワーク会議のお知らせ

    地域別のネットワーク会議の一環として茨城県国際交流協会つくば支所(つくばインフォメーションセンター)主催により、「ボランティア活動の発展のために~各国のボランティア活動~」をテーマに同ネットワーク会議が開催されます。ボランティア活動精神の原点に返り、各国の状況を勉強するとともに日頃のボランティア活動を通して感じている課題や疑問点などについて話し合います。

    参加が可能な方は、2月2日(金)までに、財団までお電話(0298-56-7007)又はEメールclass@inter.or.jpにてご連絡ください。ご連絡お待ちしています。

    日 時  平成13年2月19日(月) 午前10時30分~午後3時

    場 所  つくばインフォメーションセンター 3階 会議室

    参加者  市町村国際交流協会、県南・県西地域民間国際交流団体

    テーマ  「ボランティア活動の発展のために~各国のボランティア活動~」

    内 容  パネル・ディスカッション(全体会)及び分科会


    ~新しい仲間の紹介~

     

    清水(しみず) (あきら)

    読み書きクラス

    出身地 東京都

    職業 無職

    昨年秋、長かったサラリーマン生活に終止符を打ちましたが、最後の10年間外資系企業にいたこともあり、言葉ではずいぶん苦労をしました。この経験が少しでも筑波の外国人のお役に立てたらと思っております。日本語は勉強を始めて2年程で、これも苦労しておりますが、よろしくご指導ください。住いはつくば市内で、夫婦2人、子供2人は独立しました。趣味は鳥を見ること、音楽を聴くことなど。最近中国語の勉強を始めました。

     

    柳田(やなぎた) 直美(なおみ)

    読み書きクラス

    出身地 鹿児島県

    職業 筑波大学生

    はじめまして。私は今、読み書きクラスを担当しています。読み書きクラスで一緒に教えている李先生、清水先生にいろいろアドバイスをいただきながら、毎週悪戦苦闘しています。「読み書きはちょっと退屈。」と思われないように、できるだけいろいろなトピックを扱った教材を使ったり、生教材を使ったりと工夫するようにしています。経験も浅く、失敗も多いですが、明るく楽しくがんばっていこうと思います。どうぞよろしくおねがいします。

     

    鷺谷(さぎや) 玲子(れいこ)

    中級1クラス

    出身地 東京都

    職業 無職(主婦)

    つくばへ引っ越してから教え始めた日本語も今年で5年になります。今までは、プライベートでしか教えたことがなくて、クラス授業も経験してみたいと思っていたところ念願かなってこの秋からカピオで教えられることになりました。はじめは慣れないことも多かったのですがペアの角田さんと熱心な生徒さんのおかげで今では毎週水曜日が待ちどおしくなりました。残りあと2ヶ月、生徒さんのどんな表情が見られるのかとても楽しみです。

     

    新島(しんしま)亜希子(あきこ)

    中級2クラス

    出身地 茨城県阿見町

    職業 子供英会話講師

    今回初めて日本語講座の講師をさせていただいております新島亜希子です。このボランティアを希望した最大の理由は、いろいろな国の人々と日本語を通じて交流したかったからです。実際始めてみて自分があまりに日本語というものを簡単に考えていたことに気付かされ、また生徒さんのきれいな日本語に感心するばかりです。今後も生徒さん、また先生方と一緒に私も学びながら楽しく授業をしていきたいと思っています。

     

    (しま) ちはる

    日本語の会

    出身地 和歌山県

    職業 筑波大学生

    初めまして。日本語の会担当の嶋ちはるです。昨年は大学を休学し、一年間オーストラリアに滞在して日本語を教えていました。成人対象のクラスは初めてで、毎週が勉強と反省の場になっています。荒井先生には、御迷惑ばかりおかけしていますが、がんばって楽しいクラスにしていきたいと思っています。まだまだ未熟ですが、一生懸命がんばりますのでどうぞ御指導の程よろしくお願いします。

     

    訃報 

    会員の皆様に悲しいお知らせを致します。丸山節子さんが

    昨年9月16日早朝にご逝去されました。

    丸山さんは、(財)つくば都市振興財団の日本語講座の初

    期の段階から参加され、今年度はTIVONAの会の副会長とし

    て私たちの活動を引っ張ってきてくれました。丸山さんには、

    編集後記 1年で1番寒い時期で身も心も縮こまってしまいます。しかし、悪いことばかりではありません。美しい星空、暖かい鍋料理、夜長の推理小説。皆さん、風邪には気をつけて春まで頑張りましょう。(か)

    会のことや個人的なことを随分とお願いしてきましたが、いつ

    も笑顔で引き受けて下さり、また、確実に実行して下さいまし

    た。本当に残念です。入院中も日本語の教材をつくっていた

    と伺いました。天国に行ってからも、いろいろな国の人に日本

    語を教えていることでしょう。ご冥福をお祈りいたします。

    (小須賀 洋)


    TIVONA通信第25号

    TIVONA通信第25号




    春三月

     日本人にとって、春はほかの季節に比べると、好まれる季節のように思えます。冬の眠りから覚めた草花や虫たちが目を覚まし、大きなあくびをしながら、ユックリ、ユックリと活動を始めます。私たち人間は、特に組織や年度などに縛られている者は、この1年してきたことをまとめ上げ、確かな成果を得るときであります。また、それは次のステップへの最終階段でもあり別れの季節でもあります。10月から始めた17期日本語教室の生徒さん達もひとまず閉校式を迎えます。担当していた先生方ご苦労様でした。きっと、生徒さんも随分と日本語が上手になったと思います。

     世の中の進歩はすさまじいものがあり、とてもついて行けないことが数多くあります。こんなことを言うと「お年ですからね。」と言われそうですが、本当です。特に、情報処理技術が進み、ゆっくりと本を読むということよりテレビやインターネットなどの一時的に目や耳に入る情報の方が、日々の生活の主体になって来つつあります。音楽の記憶媒体は、永らくレコードでありましたが、テープになり、CR-ROMになり、最近ではDVDなどに変化してきました。量的にも質的にも数段の進歩を見ました。以前は1曲聞くだけで満足していました。今はどうでしょう、大変な量を一度に聞いてしまいます。何かにせき立てられたように!本当は、もっとゆっくりと味わいながら聞きたいのではないだろうか?出版図書の種類は年々増加していますが、販売総量は減少しているそうです。返品される図書の山は、無意味な労働や限られた資源の浪費を意味しています。

     小生は、元々体力がなかったので本を読んだり音楽を聴いたりすることが好きでありました。何とかその姿勢を変えないようにしてきましたが、気が付いてみると、何時間も次々と音楽を聴きながらインターネット上をサーフしているではないか!目を使いすぎるから目が悪くなる。動かないから体重が増える。これじゃ、いけない。数年前のCMでイチローも言っている、「変わらなくっちゃ」。本を読もう。本を読もう。携帯電話で用を済ませないで、手紙を書こう。文章を書けば、TIVONA通信の編集局長が喜びます。TIVONA通信は、投稿自由、形式自由、無料掲載、親切校正です。しかも、インターネット上にも掲載されます。

     TIVONAの会は、財団に教材調査という活動を支えていただいているわけですが、加えて、必要な関係図書の購入等もしていただいています。これまでの蓄積で随分と沢山の図書があります。まだ、財団の図書室に行ったことのない方は、是非一度お訊ねすることを奨めます。ちょっと狭くて暗いですけれど、お宝物はそんな所にあるのです。

    (小須賀 洋)<?xml:namespace prefix = o ns = "urn:schemas-microsoft-com:office:office" >

    国際交流ボランティアのための講演会

    財団法人つくば都市振興財団では、国際交流ボランティアに携わる方、関心のある方を対象に、国際理解に関する知識を習得する機会として、国際交流ボランティアのための講演会を開催します。皆さんのご参加お待ちしています。参加をご希望の方は、お電話(0298-56-7007)にてお申し込みください。

    日  時  平成13年3月18日(日) 午後2時~午後3時30分

    場  所  つくば国際会議場 エポカルつくば 4階 406 

    (竹園2-20-3 ℡0298-61-0001

    講  師  片山 育代 さん(青年海外協力隊OG)

    青年海外協力隊、土壌肥料隊員として平成7年度12月より2年間、南米エクアドルに派遣され、首都キトにある国立農業研究所サンタ・カタリーナ農業試験場に配属され、エクアドル北部の農村で女性達へ家庭菜園指導の活動を行う。帰国後はJICA筑波国際センター国内協力員として勤務の後、開発教育の実践に関わっている。

    演  題  国際理解講座「エクアドルの農村生活に学ぶ;みんなで体験しよう」

    主  催  (財)つくば都市振興財団

    定  員  50名  参加費  無料

     

    日本語ボランティアのための講演会・学習会

    日本語指導においては、ふつうコミュニケーション能力を身につけることが第一目標になります。音声・文法の基礎学習である初級項目を習得した段階にいたると、学習者によって学習項目にかなりの相違がみられるようになり、シラバス(指導項目)の組み立ても学習者のニーズ・関心を汲み取っていくことが必要になります。また、中級以上では指導項目の重点は文法から語彙にうつるのがふつうですが、日本語では漢字力が語彙力にそのまま影響する要素があって、学習者の個性によるストラテジー(適性)をいかす工夫もしなければなりません。教材の選び方からはじめて、学習者の意欲をひきだす方法を考えます。

    日  時  平成13年3月24日(土) 午後2時から午後3時30分まで

    場  所  春日公民館 会議室 (つくば市春日2-36-1)

    講  師  遠藤 由美子 先生(アークアカデミー教務部長)

    演  題  コミュニケーション能力の養成~中上級指導のポイント~

    また、講演会当日、午後1時15分から学習会を行います。今回は、「TIVONAの会」藤岡洋一さんを講師に迎え、「日本語教師のためのワンポイントイタリア語講座」を行います。皆さんのご参加お待ちしています。参加ご希望の方は、お電話(0298-56-7007)にてお申し込みください。

    主  催  (財)つくば都市振興財団・TIVONAの会

    定  員  25名 参加費 無料  

     

    平成13年度TIVONAの会総会のお知らせ

      平成13年度TIVONAの会の総会を開催します。忙しい時期でありますが、ふるってご参加下さい。なお、準備の都合がありますので、参加できる方は、前日までに小須賀(0297-65-0820)、松井(0298-51-7601)、藤岡(0298-55-7252)まで連絡下さい。                  (小須賀 洋)

    日時:平成13年4月21日(土)10時30分~12時  場所:つくばカピオ 3階 小会議室1

    日本語スピーチコンテスト

    茨城県国際交流協会主催の外国人による日本語スピーチコンテストに、小須賀さんと私、清水がボランティア審査委員として出席しました。内容について簡単に報告します。
     今年の第10回大会は、1月20日午後に水戸市民会館ホールで行われた。応募53名の中から13カ国15名により1人5分間のスピーチが披露された。テーマは彼らの母国と日本の文化の違いについての発見や驚き、日本語での苦労話、日本社会とくに教育システムの改善についての提案など、いずれも外国人から見た日本の社会・生活についての細かい観察をベースにしたスピーチであり、日本語の上手下手は別にして、興味深い話しが多かった。定員1000名ほどの会場はほぼ満席で、聴衆の多くを占めた中高生にとっても、早い時期から外国人と接し、彼等の意見を聞くことが出来るのは、これからの国際交流をすすめるために、非常に意義のあることではないだろうか。ちなみに、金メダルに相当する県知事賞をとったのは、アメリカから英語指導助手として1年前に来日した男性の「国際交流の推進は日本の英語教育制度の改善から」というスピーチであった。
     日本語を教えている立場から見ると、在日期間の長短が必ずしも日本語の上手下手につながっているわけではなく、上記のように1年でも立派な日本語が話せる人もいるし、長い間日本にいても、母語の干渉が残っていたり、語彙が少なかったり、背後で日本語を指導している教師あるいは教室の力量が評価されているようにも思えた。また、5分間のスピーチではあるが、話者が日本の社会とどのように関わっているについてある程度わかるものであり、その関わり方によっても、日本語の質がかなり影響をうけているように感じた。
     審査は大学他からの7名の委員が上位入賞を審査、他に、茨城県内の日本語教室ボランティア57名(ちなみに県内には49ヵ所の日本語教室があるそうです)による「日本語ボランティア賞」、会場の中高生による「若人賞」が用意されている。協賛企業もついて、出場することにより、結構豪華賞品がもらえる仕掛けになっている。賞品は別にしても、大会参加は、日本語のブラシュアップに非常にいい機会となることは確かで、わが教室からも誰かチャレンジする人が出てくるといいがなど考えながら、雪の中、会場を後にした。                                      (清水 晃)

     

    蔵書紹介 「いま!日本語ボランティア

    凡人社 日本語ボランティア講座編集委員会編

     ノンフィクションの読み物を読んでいて時々読むことを続けたくなることがある。筆者が、あまりにも、「こんな事をしているんだ。すごいだろう。」といったことが、あまりにもギラギラしているからだ。この本は、淡々と事実を書いている。気が付いてみると最後のページになってしまった。本の内容は、平成5年に笹川平和財団が「日本語ボランティア講座」を提案し、実行部隊としてNGO団体「東京日本語ボランティアネットワーク」に白羽の矢が立った所から始まり、いかにして成果を挙げたかを書いている。本の構成は、笹川平和財団による「はじめに」と「日本語ボランティア講座が出来るまで」が序章として書かれ、その後「誌上講座」の形で各界の先生方の講義された内容がテープ起こしの形で書かれている。ここに登場する先生方は、日本語教授法の先生方はもとより、行政の立場の人、心理学の人、難民受け入れの人、音声の専門家の人等々、ずいぶんと広い範囲の人が登場します。最後に、この事業に実行した人々の反省やこれからの課題などを書いて閉め括っている。私が、この中で印象に残ったのは、「燃え尽きてしまう症候群」なる人々の話と嫁不足からフィリピンや韓国からお嫁さんを招いている地域があり、その人々の心の変化が一定の傾向を示している、という2点です。平成5年頃は、まだ、日本語講座は、外交官の家族や留学生など、語学を勉強することに慣れた人々に教えていれば良かった時代からインドシナからの難民や中国大陸からの帰国者の受け入れなどが急増した時代であり、それ程「日本語講座」ということが市民権を得ていなっかたころのように思える。この本を読んで、TIVONAの会のこれまで歩んできたことと重ねて考えることが出来た。

    (小須賀 洋)

    クラスの様子

    入門クラス

     

    講師:吉波 信子

    イタリア・イラン・カナダの生徒さんとゲームなどの要素を取り入れながら学習しています。話すこと、聞くことに少しでも慣れるよう、なるべく話す機会を多く作る工夫をしています。次の初級クラスでの学習がスタートできるよう、ひらがな・カタカナを覚えることも大切です。最近では、入門とは思えないくらい、ノートのメモを、ひらがなやカタカナで書く生徒もいます。自分が外国語を学習した時のことを振り返りながら、楽しく教えています。

    (吉波 信子)

    初級クラス

     

    講師:染谷 佳美

        吉田 悦子

    初級クラスでは、「はじめまして」の自己紹介の仕方から、時間、お金、場所の表し方、一日の行動の言い表し方や受け答えの仕方など、日常生活に必要な事から順に学習しています。慣れない土地で困っている事、必要なことなど、皆さんの生活に合わせた学習を心がけています。異国の地で頑張っている皆さんの力になれればと願っています。また、クラスの人たちとの交流の輪を広げて、よい仲間をつくることができればと思っています。

    (染谷 佳美)

    読み書きクラス

     

    講師:イーチョンヨン

        清水 晃

        柳田 直美

    読み書きクラスは、生徒さんのレベルやニーズに合わせて、初歩・非漢字圏・漢字圏の3つに分けて授業を行っています。それぞれ2~3人と少ない人数なので、きめ細かい指導ができていると思います。読み書きはどうしても授業が単調になりがちですが、それぞれ扱う題材をいろいろなところから集めたり、生徒の皆さんが興味を持ちそうな話題を取り上げたり工夫をしています。とにかく楽しく読み書きに取り組むことが一番のテーマです。

    (柳田 直美)

    中級1

     

    講師:鷺谷 玲子

        角田 明子

    こんにちは。中級1クラス担当の鷺谷、角田です。私達のクラスには、大人から子供まで、国はドイツ、中国、韓国、そしてインドネシアからの生徒さんがいます。毎週、和やかにでも一生懸命日本語に励んでいます。まだまだ基本的な日本語ですが、なるべく教科書を使わないで、みんなに楽しんで学んでもらえるよう、オリジナルの授業を心がけています。あと少しですが、少しでも生徒さんがステップアップしてくれるように!!

    (鷺谷 玲子・角田 明子)

    中級2

     

    講師:新島 亜希子

        難波 順子

    アメリカ、カナダ、韓国、中国、ブラジル出身の方々が日本語講座中級2を受講されています。どの生徒さんもとても熱心で、「日本語が上手になりたい!」という意気込みが常に感じられます。少人数で、どの生徒さんも物怖じせず質問してくれますし、それぞれの国での文化の違いを紹介し合うなど、いつも笑いあり、驚きありでとても和気あいあいとした楽しい雰囲気です。 又、生徒さん同士で日本語で意見を交換しているのを見ていると、あらためて感心してしまいます。

    (新島 亜希子)

    日本語の会

     

    講師:荒井 博

        嶋 ちはる

    日本語の会では、アメリカ、ドイツ、イギリス、中国、韓国等、様々な国からきた方が学んでいます。積極的な学習者の方が多く、授業が横道にそれやすいのがたまにキズではありますが、「私の国では~」と、それぞれのお国事情が聞けて、興味深いディスカッションに発展することも多々あります。2本の常識クイズをしたり、文法や日本事情、会話など毎回テーマをかえ、より自然な日本語になるよう、楽しみながら勉強しています。

    (嶋 ちはる)

     

    編集後記 TIVONA通信も第25号をかぞえ、実は今まで、タイトル部分をF社のワープロで編集していました。長年、お世話になったこのワープロですが、このたび惜しまれつつ廃棄処分となることに…。時々、印刷中に不具合が起こったり、作業が思うように進まず、よくやつあたりしたものです。今では懐かしい…。(よ)